千葉湾岸エリアの2大商業施設 建て替えや新駅開業で大規模改装へ

2024/02/21 14:00 更新有料会員限定


開業以降、増床や建て替え、改装を重ねる(ららぽーとTOKYO-BAY)

 千葉県湾岸エリアは千葉市と船橋市にある2大商業施設が広域から集客する。いずれも店舗面積が10万平方メートルに達する広域型SC(RSC)でありながら、足元商圏でも強さを発揮する。三井不動産のららぽーとTOKYO-BAY(三井不動産商業マネジメントが運営・管理)は北館の建て替え工事に踏み出し、イオンモール幕張新都心(千葉市)は新駅開業で大規模改装に着手した。

 ららぽーとTOKYO-BAYは81年に同社初の本格的SC「ららぽーと船橋」として開業した。その後は増床や建て替え、改装を重ねて国内有数の商業施設となった。商圏は足元の船橋市だけでなく、10~20キロの広域からの来館者が最も多い。来店手段も自家用車が5割、JR京葉線・南船橋駅からが2割、京成本線・船橋競馬場駅からが1割で、残りが徒歩や自転車など。駅から至近にあるが、車での来店が圧倒する。

 売上高は22年度が23年1月からの建て替え着工の影響があったものの、682億円(前期比0.6%増)だった。同様に23年度は既存店ベースで売り上げ、客単価ともに、プラスで推移している。北館は約70店が一時閉店し、フードコートは西館に移転・拡大してリニューアルした。

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