LVMHウォッチ・ジュエリー・ジャパンは、東京・千代田区の三菱一号館美術館で、展覧会「ショーメ時空を超える宝飾芸術の世界」を開催している。
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1780年から続くパリのジュエラー「ショーメ」の足跡を、フランスの歴史や芸術史と共にたどる。ルーヴル美術館名誉館長アンリ・ロワレット氏と三菱一号美術館館長の高椅明也氏の監修のもと、ブランドの持つアーカイブだけでなく、15の美術館や45のコレクターから、縁ある宝飾品や関連する絵画など約300点を集めた。
展示テーマは八つ。冒頭では、ナポレオン1世から依頼され、教皇ピウス7世に贈られたティアラや、皇妃ジョゼフィーヌらが所有していた歴史を感じさせる貴重なコレクションを展示している。

ショーメの代名詞でもあるティアラにクローズアップした展示では、代表的な作品と共に、ティアラ300個のレプリカによるインスタレーションが楽しめる。
日本に焦点を当てた展示では、マリー・アントワネットが所有したすずり箱や、ジョゼフ・ショーメによるジャポニスムのブローチ、今回の展覧会のために作られた日本をテーマにしたパリュールも展示されている。


同展はショーメの日本進出40周年と、日仏交流160周年を記念して企画されたもので、ショーメCEO(最高経営責任者)のジャンマルク・マンスヴェルト氏は「日本において、これほどの規模の展覧会の開催は初」としている。9月17日まで。