「帽子への抵抗感をどう和らげられるかに接客力が問われる」と話すのは栗原だ。帽子は服と違い、日常になくても困らない。自分に合う帽子に出合えず、苦手意識を持つ人も多い。帽子の良さや素晴らしさを接客で伝え、帽子業界の活性化にも貢献する。
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専業ならではの深み
アウトレットも含めた直営店は46店。自社に所属する販売員は68人(7月時点)で、販売代行にも依頼している。自社販売員には雇用形態にかかわらず、入社時に1日の入店スタッフ研修を行い、企業の歴史やスローガンに込めたメッセージなどを伝える。以降はOJT(現場教育)で販売力を実践的に身に着ける。定期的にエリアマネジャーや店長などと面談もする。