猛暑と物価高の影響で人口、市場規模とも縮小――日本オートキャンプ協会(JAC、田代嘉宏会長)が発表した「オートキャンプ白書」によると、24年のキャンプ参加人口は590万人(前年比1.7%減)となり、3年連続で減少した。用品市場規模も698億円に落ち込んだが、平均宿泊数や実施回数はコロナ前の水準を上回った。JACでは「キャンプの根強い支持は続く」と見る。
(杉江潤平)
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屋外活動を敬遠
参加人口減の理由の一つが猛暑。熱中症リスクが高まり、屋外での長時間活動が控えられ、キャンプを敬遠する傾向が見られた。田代会長は「最盛期であった夏は、適した季節ではなくなりつつある」と話す。
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