バイヤーはコレクションのここに注目

2015/04/08 12:56 更新


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《15~16年秋冬デザイナーコレクション 有力セレクトショップ&百貨店 バイヤーはここに注目》

 有力ショップのバイヤーに、15~16年秋冬の注目ブランドや品揃えを聞いた。70年代の要素などこれまでの流れを継続しながら、そこから一歩進んだスタイルを、それぞれの店の個性でミックスしていく姿勢が目立つ。ロングコートやウエストマークのコート、ケープ、マント、そしてワイドパンツが新しい期待アイテムとして挙がっている。

アクアガール/笠原安代さん
歴史と本物を重視

笠原安代

【1】発注した海外デザイナーブランドベスト3とその理由

「メゾン・マルジェラ」フロアレングスとミニの両極、女性らしいボディーコンシャス、ランジェリー要素も含むラグジュアリーな素材、繊細なディテールなど、どれもモダンでセンシュアル&エレガント。ノスタルジックで退廃的なムードは、まさに今季気になるスタイル。

(アクアガール)メゾン・マルジェラ

「バレンシアガ」メゾンのDNAにあるクチュールエレガンスとモダン&ストリート感あふれるエレガンスの融合はリアリティーある大人向けとして注目。装飾的でドラマチックなスタイルが顧客の購買意欲を刺激しそう。アクセサリーやバッグ&シューズも魅力的。

「クロエ」古き良き70年代をベースにしたクラシカルなロマンティシズムとエフォートレスなボタニカルスタイルの2軸は、15~16年秋冬の気分を象徴するもの。特にスーパーロングシルエット、アイテムではコート、ボウタイブラウス、ジレ、ドレス。

【2】注目のトレンドキーワード

 ヘリテージ感、装飾的、豪華、絢爛(けんらん)、重厚感、原点回帰、本物や歴史に学ぶ/不可思議、直感的、本能的、チャイルディッシュ、毒々しさ、オタク、夢。

 歴史やコンセプトに徹したもの作りをするブランドの買い付けを意識的に増やした。キーとなる雑貨(シューズやアクセサリー、ネックウエア、帽子など)も見直し、強化。とりわけシューズバリエーション。

【4】売れると見込むアイテム

 ロング丈コート、ポンチョ&ケープ、センタープレスワイドパンツ、クラシックブラウス、ミッドカーフ&オーバーザニーブーツ、大振りコスチュームジュエリー、ネックウエア。

【5】新規で買い付ける期待ブランド

 伊「ヴァレンティノ」、伊「ジャンバ」、米「リ・ダン」、米「スチュアート・ワイツマン」(雑貨)

 

■ユナイテッドアローズ/中島 英恵さん
テイストミックスを拡大

中島さん14年9月

 【1】発注した海外デザイナーブランドベスト3とその理由

 「クロエ」得意な70 's ムードに素材で表情を加えながら、上質で進化したエフォートレススタイル。縦長のシルエットと落ちるボリューム感でエレガントなムードに。マスキュリンアイテムとのスタイルもシックでこの秋冬にぴったり。

(ユナイテッドアローズ)クロエ

「ドリス・ヴァン・ノッテン」ミリタリー(チノ)アイテムを軸に、ラメやジャカードの光沢やクチュール感を加えた巧みなミックススタイル。メンズライクなアイテムをシルエットや素材のボリューム感で、女性らしく際立たせたスタイルが絶妙。

「サカイ」ユーティリティー、フォークロア、ボリューム感やハイブリッドな素材使いなどをパワフルに提案。強さの中にエレガンスがある。

【2】注目のトレンドキーワード

 ウインターエフォートレススタイルを軸に、素材とテイストミックスのバリエーションの拡大。70 's センシュアル。ニュースタンダード(オーバーサイズエフォートレス、ユーティリティー&フェミニン)。リップド&クチュール(切りっぱなし&上質感)。

【3】買い付けのポイント、昨年と変えた点

 秋冬ムードの秋アイテムの拡大。プレの比重は今季も多め。ブランドの持ち味とバランスの再確認、調整。

【4】売れると見込むアイテム

 ボトムやアウターまでニットアイテムの拡大。ユーティリティー・マスキュリンアウター、ファーアイテム、ボリュームボトム。

【5】新規で買い付ける期待ブランド

 米「ノミア」、伊「アイネア」、米「マーチャント・アーカイブ」、仏「ミラ・ミカティ」、米「ビオンダ・カスタナ」、米「マウウィ」、伊「エマニュエラ・ペトロガッリ」、米「ロバート・リー・モーリス」

(写真=大原広和)

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笠原安代


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