「ブルネロ・クチネリ」はこのほど、ピッティ・イマージネ・ウォモのデジタル版ピッティ・コネクトのオープニングイベントに参加し、その後21年秋冬メンズコレクションを発表した。オープニングイベントはイタリア・ソロメオ村からの中継で、クチネリ氏とピッティ・イマージネのラファエロ・ナポレオーネCEO(最高経営責任者)らとの対談が行われた。
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ブルネロ・クチネリの21年秋冬コレクションは「昨日と明日との統合」がテーマ。時を経て豊かさを増す魅力から着想を得た。クラシックなスタイルと流行を超越したものに対する研究から、コンテンポラリーな視点によりアップデートされた。「一貫性のある本質的なスタイル、柔らかなシルエット、洗練されたディテールがエレガンスを日常の躍動性へと変化させる」という。
特徴となる色はベージュやグレーのグラデーション、ブルーなどのニュートラルカラー。またニュートラルカラーと並んで、ブルーベリーや紫、ボルドーやレッド、セージとミントのグリーンなどの色使いがポイントとなる。色合いを巧みにトーンダウンし、控えめで調和のとれた効果を出す。
アイテムは、包み込まれるようなコンフォートさと柔らかな感覚でまとめられる。ジャケットは、洗練されたファブリックと仕立てでコーディネートにノーブルなタッチを加える。クラシックなオーバーコートとバリエーション豊富なダウンジャケットが軽やかな冬の装いを作る。ソフトなボリュームの新しいパンツは、実用性とスポーティーなディテールでコンテンポラリーなスタイルを描く。
代表的な素材はコンフォートで柔らく軽量なもの。しなやかなレザーと柔らかなムートン、ニットなどもキーとなる。またシューズでは、フォーマルなシューズとともにスニーカーを幅広く提案している。