「地球再生へ退路断つ」 渡辺ゴールドウイン社長×関山スパイバー取締役兼代表執行役

2023/10/06 15:00 更新有料会員限定


渡辺氏(左)と関山氏

 量産化が始まり、「ブリュード・プロテイン」(BP)普及に向け新たなフェーズに入った。節目に際し、渡辺貴生ゴールドウイン社長と関山和秀スパイバー取締役兼代表執行役に聞いた。

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 ――15年の提携から8年で量産化。受け止めを。

 関山 構造タンパク質素材の研究は既に20年くらいやっており、ようやくスタートラインに立てました。ここからさらに20、30年かけてBPを社会に普及させていきます。生半可な熱量ではできません。

 ――大変だったことは。

 渡辺 一番初め(15年)にプロトタイプサンプルを発表したときは、17年ごろの一般販売を予定していました。しかしその後、スーパーコンストラクション(超収縮)という問題が発覚。素材そのものを全て作り変えなければいけない決断をしました。その後もまた別の問題が起き、修正を繰り返し、結果がなかなか出ませんでした。

 ――あきらめなかったのは。

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