アイコンジュエリーの並ぶ1階
ブシュロンは9月8日、東京に旗艦店「ブシュロン銀座」をオープンする。並木通りから銀座中央通りへの移転拡大リニューアルで、日本で19店目。全4フロア、約1000平方メートルから成り、パリ本店に次ぐ最大規模となる。
日本はフランスに次ぐ市場で、「ビジネスも非常に好調」とエレーヌ・プリデュケンCEO（最高経営責任者）。プリデュケンCEOは15年の着任後、日本でのビジネスの強化計画を3段階で立てた。ブライダルの確立、次にジュエリーカテゴリー、最後にハイジュエリーに重点を置くもの。現在2段階まで成功し、最終段階で「目標を達成しようとしている」という。
新旗艦店は各フロアで様々なアーティストと協業する多彩な構成。ファサードは、日本の四季からインスピレーションを得て、夜には日々刻々と変わる森のCGアニメを映し出す。1階はアイコンジュエリーのフロア。床にはモザイクでツタが描かれ、ビンテージライクなショーケースにシダやハスのシルクフラワーと共にジュエリーが飾られる。2階はメゾンのフルコレクションとVIPスペース。ブライダルフロアの3階は白い樹木のオブジェと円形ケースが配置されたモダンな空間だ。デジタル上で短冊に願いを書くと、光や音に変換される。4階はイノベーションラボとして、メゾンの革新的な作品に焦点を当てるスペースで、オープン時には最新のハイジュエリーコレクション〝モア・イズ・モア〟から3作品を展示する。
