ボッテガ・ヴェネタが麻布台ヒルズに新店 有機的なラインを描く店

2024/12/10 17:00 更新


店内は滑らかな曲線と白い漆喰を特徴とする

 ボッテガ・ヴェネタは麻布台ヒルズに新店をオープンした。プライベートサロンの設置やメイド・トゥ・オーダーのサービスなど顧客体験に特化した売り場になる。希少なアイテムも充実する。

 クリエイティブディレクターのマチュー・ブレイジーは、日本やイタリアで培われてきたクラフトの要素を店のデザインに反映した。空間のインスピレーション源は、地中海のモダニズム建築。弧を描く壁、壁面に作られたくぼみなど有機的なラインを特徴とする。そのすべてを日本の白いしっくいで滑らかに仕立てた。キャビネットやテーブルは温かみのあるチーク材。モザイク調の白いフロアは、ブランドのルーツのベネト地方でよく使われている床材を現代的にアレンジしている。

 ブランドが追求する革新的なクラフトマンシップを体現する売り場でもあり、さまざまなアーティストの作品が飾られている。バッグなどを飾る棚を手掛けたのは、ベネチアで活動する日本人ガラスアーティストの三嶋りつ惠。店内を彩る植栽は、園芸家の西畠清順によって厳選された。

 商品は、メンズとウィメンズのレザーグッズやウェア、ジュエリー、シューズ、ホームコレクションが揃うほか、新たにスタートするファインジュエリーも先行発売する。特徴は、ダイヤモンドや18Kのゴールドを使った彫刻的なシェイプ。「金の街」として知られるビチェンツァで手作りされている。



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