パリ発のフットウェア「ボース」が、世界初の旗艦店を東京・北青山に出店した。表参道駅から徒歩3分ほどの路面店で、売り場面積は約76平方メートル。
香港のATXグループ傘下で16年にスタートしたボースは、ラバーに着目し、様々な要素を融合させることでユニークなストリートスタイルを生み出してきた。デザイン企画、商品開発などクリエイティブオフィスはパリにある。生産は、中国で30年近く、バルカナイズ製法を培ってきた工場に依頼。スニーカーから革靴やブーツまでラバーソールの仕様でモダナイズさせている。日本では一部の百貨店やセレクトショップで販売。ベーシックラインで2万円台半ば~3万円台。
「古きものと新しきもの、男女、東西など、相反する要素のコントラストを常に考えている」とディレクターのアンジェラ。旗艦店も二つの空間で組み立てられる。メタリックな什器を使った工業的な空間では、ブロックのような立体形状の「GAO」ソールを使ったローファーなどを揃える。もう一方の古びたレンガを壁面とウッド製の棚の空間には、ベーシックラインを並べている。
オープンに際しては、東京を拠点にする「ジェニーファックス」のデザイナー、ジェンファンとの協業シューズを作り、スイーツで演出したインスタレーションも行った。