パリ発のフットウェア「ボース」 表参道に旗艦店

2019/12/04 10:59 更新


 パリ発のフットウェア「ボース」が、世界初の旗艦店を東京・北青山に出店した。表参道駅から徒歩3分ほどの路面店で、売り場面積は約76平方メートル。

 香港のATXグループ傘下で16年にスタートしたボースは、ラバーに着目し、様々な要素を融合させることでユニークなストリートスタイルを生み出してきた。デザイン企画、商品開発などクリエイティブオフィスはパリにある。生産は、中国で30年近く、バルカナイズ製法を培ってきた工場に依頼。スニーカーから革靴やブーツまでラバーソールの仕様でモダナイズさせている。日本では一部の百貨店やセレクトショップで販売。ベーシックラインで2万円台半ば~3万円台。

工業的でもモダンな空間と古びたレンガの空間のコントラストに特徴を出した

 「古きものと新しきもの、男女、東西など、相反する要素のコントラストを常に考えている」とディレクターのアンジェラ。旗艦店も二つの空間で組み立てられる。メタリックな什器を使った工業的な空間では、ブロックのような立体形状の「GAO」ソールを使ったローファーなどを揃える。もう一方の古びたレンガを壁面とウッド製の棚の空間には、ベーシックラインを並べている。

 オープンに際しては、東京を拠点にする「ジェニーファックス」のデザイナー、ジェンファンとの協業シューズを作り、スイーツで演出したインスタレーションも行った。

「ジェニーファックス」のデザイナー、ジェンファンとの協業シューズで行ったインスタレーション


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