「ボンヌメゾン」秋冬 西洋絵画を思わせるコレクション

2020/06/02 10:58 更新


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 フランスのソックス「ボンヌメゾン」は20~21年秋冬、苔(こけ)色やグレイッシュブルー、黄土色、マロンなど、くすんだニュートラルカラーを生かし、物語を感じさせるコレクションを揃えた。

 仏人デザイナーのベアトリス・ド・クレシーは毎シーズン、神話などを反映して三つのストーリーを作り、それぞれ12~16柄を制作する。今秋冬のテーマは「コンテアングレ」(英国の物語)、「ラプリンセス」(王女)、「ルフー」(火のたゆ立ち)。滑らかな18ゲージ のソックスに西洋絵画を思わせる緻密(ちみつ)な色の世界を広げた。70年代の英国を舞台にしたコンテアングレは、空高く上がった気球から見えるのどかな田園風景、カーネーションに囲まれたウサギなど桃色を交えノスタルジックな自然の景色を表現する。同時に、喜怒哀楽の面をした勲章が並ぶ柄もあり、夢のはかなさを象徴する。

70年代の英国の田園風景をモチーフに(写真=@mariemcfrench)

 ラプリンセスは、中世の王女の物語で、ルネサンス時代の回廊で髪をすく王女、古いタペストリーに登場する小鳥や花の柄などが描かれる。臣下の前に出る時を待つ王女の正面と長い三つ編みの後ろ姿が一対になったハイソックスがユニーク。ルフーは、木の葉の形をなして燃え上がる炎や火の鳥フェニックスなど、内に秘めた情熱を感じさせる柄が揃い、ほかの2テーマの雰囲気とコントラストを成す。赤みがかった茶やコバルトブルーを差し入れ、シックな印象にまとめている。

臣下の前に出る時を待つプリンセス柄(写真=@mariemcfrench)

 想像力豊かで遊び心も感じさせる柄は、世界の有力セレクトショップに支持され、毎シーズン購入するコレクターも存在するなど、15年以降、世界で実績を伸ばし続けている。今秋冬向けもアジア向けの受注は、新型コロナウイルスの影響がほとんどなかったという。主に仏国内の工場で生産しているが、生産が間に合わず、一部、同じ機械を使ったポルトガル製もある。日本での価格はミドル丈2800円、ハイソックス3700円。


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