バードファブスタジオ マッチングで産地の課題解決 アプリの事前登録開始

2025/09/01 06:25 更新NEW!


 バードファブスタジオ(京都府舞鶴市)は、繊維産地の課題解決を目指すアプリ「KAIKA」(カイカ)の事前登録を始めた。機械の故障などに困る事業者と技術を提供できる事業者や個人をアプリ上でマッチングさせる。

 産地では少子高齢化や後継者不足で廃業が増加、故障時の修理技術者不足や交換部品の製造中止など深刻な問題が発生している。カイカは、即時通知システムとマッチング機能でこれらに対応。緊急の技術的問題が発生した際、登録された解決者(技術者や設備保有企業)にすぐ通知し、必要なリソースを持つ企業との自動マッチングで迅速な解決を図る。料金は技術提供者は無料、課題解決を求める依頼者は月額800円から。相談料は1回1000円からで依頼者負担となる。

 事前登録者が一定数に達した時点でサービス開始予定。業界関係者のほか、引退技術者や専門知識を持つ個人の参加も募る。「日本の伝統的な繊維産業を次世代に継承する社会貢献プラットフォーム」として位置付け、産業全体の持続可能な発展を支援する。



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