アウトドア用品のビッグウイング 機能アイテムでヒット続々

2019/07/22 06:29 更新会員限定


 アウトドア用品の輸入卸・オリジナル品の製造販売のビッグウイング(大阪市、鬼塚健一代表)が手掛けるアイテムが売れている。真空ボトルの「スタンレー」やソフトクーラーの「AOクーラーズ」といった高品質の海外ブランドを国内で浸透させながら、気化熱を利用して首を冷やすサマースカーフの「しろくまのきもち」や、防水帆布製の袋物を作る「アソビト」など自社ブランドの開発・販売にも力を入れている。「かゆいところに手が届く」をモットーに、他社が目を付けないニッチ分野でユニークな商品を市場に送り出している。

(杉江潤平)

企業、自治体も注目

 同社を代表するヒットアイテムは、シート状の高分子吸水ポリマーを綿100%の生地で覆い、肌あたりに配慮して縫製したサマースカーフ。水に濡らして首に巻くと、蓄えた水分がゆっくりと気化して、長時間涼感を保つという機能商品だ。08年に発売し、昨年までに累計850万枚を売り、今年は900万枚の販売を見込む。最大のユーザーはエアコン嫌いの50~60代だが、近年は熱中症対策品としてキッズ用の売れ行きも良い。

「しろくまのきもち」のサマースカーフ

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