ビッグジョンは、「ビッグジョン」ブランドでグリーンレーベルを立ち上げ、廃棄される葦(よし)を利用したヨシデニムワイルドダックジーンズを販売する。岡山県にある大型の人工湖、児島湖で刈り取られた葦を活用したセルビッジデニムを使って商品化した。応援購入サイト「マクアケ」で先行販売を開始した。
毎年冬に水質維持のため、児島湖で葦刈りが行われている。岡山県倉敷市や井原市にある取引先と、その葦を繊維にし、デニムを試作する作業を何度も重ね、〝ビッグジョンらしい〟表情のジーンズを目指した。完成したオリジナルデニムは、葦繊維を混紡した13.5オンスのセルビッジデニムで、固い葦繊維のチクチク感を軽減し、耳の部分はグリーンにする。
ジーンズ1本に葦約5本分を活用する。ワイルドダック(マガモ)をモチーフにしたラベルやフラッシャー、ダックテールのシルエットを採用し、カムフラージュ柄のポケットスレーキにマガモのスタンプを押す。リベットは使用せず、グリーンの糸を使った環留めで仕上げる。税抜き2万8000円。
マクアケの先行販売分は24年2月までに届く予定。24年春夏物展で卸の提案もしており、卸は4月納品予定。