韓国発のジュエリー専門ECプラットフォーム「アモンズ」、日本で事業拡大

2022/10/27 06:26 更新


日本語対応の「アモンズジャパン」サイトページ

 ビジュアル(韓国ソウル)のジュエリー専門プラットフォーム「アモンズ」は、日本版ECサイト「アモンズジャパン」の事業拡大を加速し、50万人のユーザー数獲得を目指す。

 アモンズは18年にスタートした。現在会員数は95万人以上で取り扱いブランドは約2000、アイテム数は約7000種類を超えるジア最大級のジュエリー専門プラットフォームだ。レビューや口コミ数は20万件を超えている。韓国ではオンラインストアの運営だけでなく、DtoC(メーカー直販)のブランドの生産代行やデザイン開発の支援なども行っている。

 アモンズジャパンでは韓国版で特に人気だった1000アイテムを抜粋して販売している。22年初頭に立ち上げたが、このほど楽天ベンチャーズからの出資を受け、規模を拡大している。また自社モールでの販売だけでなく楽天市場にも出店している。

 同社の22年上期の売り上げは前年同期比で2倍を超えた。急成長の要因として、アプリ内でアルゴリズムを活用した一人ひとりへのリコメンド機能の導入や、アイドルやアーティストなど、芸能人が着用したメディア露出が大きいとしている。同社が運営するショールームでは、芸能人を使った販促でパートナーブランドの月の売り上げが6倍となった事例もあるという。

 「日本と韓国のジュエリートレンドに大きな違いはないが、日本人はオンラインショッピングに慎重な傾向がある」と最高戦略責任者兼海外展開担当のイーサン・チョイ氏は話す。ECサイトでの商品特徴について、テキストを増やすことで、サイトのクオリティーを上げたいと語った。SNSやホームページでジュエリートレンドなどを発信することでコンテンツとしても強化する。

韓国には直営店の「アモンズラボ」もあり、バーチャルで訪問することもできる

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