ビームスは、ベルギー1部のサッカークラブ「シント・トロイデンVV」(STVV)の今季のユニフォームデザインを担当した。7月末にスタートするベルギーリーグの試合で着用する。
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STVVは、日本のインターネットサービス企業のDMMドットコムが17年11月に運営会社の経営権を取得し、18~19年シーズンは、デサントジャパンがフットボールブランド「アンブロ」でユニフォームのオフィシャルサプライヤーとなった。19~20年シーズンは、ホーム試合用をデサントが担当し、アウェー用のデザインはビームスが手掛けた。
ホーム用はチームカラーの黄色をベースに縦のストライプが入るデザイン。シャツ、パンツ、ソックスすべて日本製だ。ビームスがデザインしたアウェー用は黒をベースに胸元に勝利のVサインをイメージした金色のラインが入る。
DMMは、STVVで日本人選手や指導者が活躍できる場を創生する取り組みにも力を入れている。同チームの運営を通じて、日本の企業や物作りを世界に発信する取り組みも行う考え。デサントやビームスがユニフォームの提供やデザインを提供するのもその一環だ。
STVVの会長を務めるDMMの村中悠介COO(最高執行責任者)は、「結果を出し、注目を集めるだけでなく、ユニフォームも格好良いものにして、サッカー自体に興味がない人にもチームや我々の活動を知ってもらうきっかけにしたい」と狙いを語る。
ビームスの土井地博コミュニケーションディレクターは「ファッション以外の分野でもビームスは様々な取り組みを行っている。今回のデザイン提供を通じて、社会のいろんなモノやコトをデザインする、という我々のスタンスをより多くの人に知ってもらいたい」と話す。