ビームスは、外遊びの魅力を伝えるプロジェクト「ハッピー・アウトサイド・ビームス」で、トレーラーハウスをデザインした。キャンピングカー開発・製造・販売のケイワークスと組んだ。2日に閉幕した「ジャパンキャンピングカーショー2020」で実車を初めて見せたのを皮切りに販売を始めた。
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同社はセレクトショップの運営以外に、異業種との協業や自社商品の企画で培ったノウハウを生かしたBtoB(企業間取引)の拡大に乗り出しており、今回のトレーラーハウスのデザインもその一環。
キャンピングカーやトレーラーハウスは豪華な内装や機能を誇る商品が多いが、ビームスはセカンドハウスをテーマに外装はアルミのグレーと木目調のシールで落ち着いた見た目に仕上げた。

内装もウッドフローリングとベージュの壁紙で落ち着いた印象に仕上げ、ハンガーラックも通常の住宅で使う、しゃれたデザイン。エアコンの入るパネルにはルーバーを付け、ソーラーパネルで充電できるバッテリーも備えた。内部にしつらえたテーブルとソファは可動式で、クッション部分を広げると最大で大人4人、子供2人が寝泊まりできる。トレーラーハウス自体は、けん引免許を必要としないよう、乾燥重量を750キロ以下に抑えた。価格は478万円。ケイワークスが販売し、1台売れるごとにビームスが監修料を得る。キャンプなどのほか、庭に置いて趣味の空間や子供の遊び場としても使ってほしいという。
