ビームスは、新コンセプト店「ビームスライフ横浜」を、11月30日にオープンした。メンズのカジュアルウェアからドレスウェアまでを品揃えするほか、雑貨やアート、カルチャーを切り口にしたレーベルも集めた。初の食物販エリアも設けた。「ファッション、アート、カルチャー、エンターテインメントの四つの要素が楽しめる次世代の複合店を目指した」という。
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横浜駅西口に位置する横浜モアーズの1、2階に、売り場面積990平方メートルで出店した。新宿のビームスジャパンに次ぐ大きさを生かし、カジュアルの「ビームス」「プラス」、ドレスの「F」「ブリッラ・ペル・イル・グスト」、サーフ&スケートの「SSZ」と、メンズの主力レーベルほぼすべてを網羅している。
ビームス社員の目利きで集めた商品を販売する「B印マーケット」による食物販の売り場、「ジャパン」「フェニカ」「カルチャート」など雑貨や工芸品、ポップカルチャーを紹介するレーベルの商品も並べる。同店限定で古着やアンティーク時計、古本など趣味性の高い商品のコーナーも設けた。
店内には企業や自治体などと協業するBtoB(企業間取引)事業を紹介するコーナーも設けた。渡部啓司執行役員は、「近年増えているBtoBの取り組みや、一部店舗でしか紹介していないカルチャーやアートなど、物販以外の領域でのビームスの取り組みも幅広く見せる店を作りたかった」と、同店開発の経緯を話す。横浜を皮切りに、新たな複合店としてビームスライフをさらに出店することも検討している。