先染め綿織物の播州織産地 生き残りかけ販路拡大へ

2024/09/26 12:00 更新有料会員限定


播が開いた直営店「ブーンライフベース」

 国内産地を取り巻く状況は厳しさを増している。播州織産地ではコロナ禍前と比べて生産量が半減しており、アパレルからの受注量減少や原燃料の高騰、人手不足などの課題もある。各企業は生き残りをかけ、販路の拡大に乗り出している。直営店開設やイベントで一般消費者への発信に注力し、輸出も強化している。

(榎田果歩)

知名度に課題

 播州織産地はこれまで、アパレル企業などとのBtoB(企業間取引)が中心で、一般消費者との関わりが薄く知名度が低いことが課題となっていた。最近では生地販売だけでなく最終製品に取り組む企業も増えており、店舗開設などで消費者へ向けたアピールを強めている。

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