アバンティ 有機栽培の開拓者として 循環作りへ挑戦する姿に共感

2024/02/06 07:59 更新有料会員限定


 アバンティの有機栽培綿ブランド「プリスティン」は、96年の発売以来、糸から生地、製品まで一貫して企画・製造・販売してきた。製品の大半は有機栽培綿100%で無染色。サステイナビリティー(持続可能性)への関心が今ほどになる前から、環境に優しいブランドを追求してきた。最近の意識の高まりで、さらに下着やリラクシングウェア、雑貨などでファンを広げてきた。業績はコロナ下も大きく下げずに伸びている。

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栽培から再生まで

 ファンから信頼を得ている一つが、一気通貫の物作りだ。原料の綿花の産地はほとんどが海外だが、児童労働のない環境で調達、エシカル(倫理的な)とフェアトレード(公正取引)をサプライチェーン全体で貫いている。生地や縫製は国内で、生産過程で発生する残布や残糸のほとんどは回収できる。徹底したトレーサビリティー(履歴管理)が信頼の源で、それが価値となった。

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