EC販売が中心のDtoC(消費者直販)ブランドを約60運営し、成長中のアンティローザ。その中核を担うのが、メンズブランド「キャスパージョン」だ。アウターが1万円台の価格帯で、トレンドを押さえた服が手に入るとして、主に10~20代に人気がある。指揮を執るのはディレクターの右田拓也さん。学生時代からアルバイトとして同社で働いている生え抜きだ。時代の流れを読んだデジタル上の販促戦略により、着実に売り上げを伸ばしてきた。販売員による情報発信を強化し、現場が主役の組織作りにも注力している。
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EC販促強化で成長加速
――入社の経緯は。
キャスパージョンは「ハッピージョン」というアンティローザが運営する古着屋のオリジナルブランドで、自分はそこの顧客でした。大学生だった07年ごろ、大阪の店舗にバイトで入れてもらったのが始まりです。
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