合同展示会「アトラクション」が4月10、11日、名古屋市公会堂で開かれた。JR、地下鉄駅からのアクセスに恵まれた鶴舞公園の一角。小ぶりな会場だが全国から39社が出展した。昨年デビューしたブランドや新興企業も多く、個性にあふれた刺激的な商品が揃った。
(価格は税抜き)
新たな販路求め初出展
合同展も含め名古屋での展示会出展は初めてという出展者が多かった。東京などでの実績はあるが、東海・北陸地方での販路開拓、拡大を目指す。
OEM(相手先ブランドによる生産)主力のジ・フィーネインターナショナル(東京)は昨年、自社ブランド「ユニゾンスペシャル」を立ち上げ、初披露した。米綿を国内で紡績し、OEMで培った縫製工場との信頼関係を生かし国内で縫製する。主力のTシャツは、細かな縫製でネックをきれいに見せ、着用時のフィット感も優れている。5400円。
輸入雑貨卸のアンティエール(神戸市)は欧州を中心にしたアパレル、生活雑貨を販売している。スペインの「ヌヴォラ」のルームシューズは、もこもこしたシルエットに、チェックや迷彩など多様な色柄を揃える。ネットに入れて丸洗いできる使い勝手の良さと4000円台の手頃な価格も人気の理由だ。
ホリデートランクス(東京)は、女性のリラックスウェアとしても人気の高いパイルトランクス。ギフトでも需要がある。国内の綿100番の細い糸を国内の古いフランスの編み機でゆっくり編む。柔らかい風合いだが強度もある。トランクス(5800円)は100グラム。タオルをまとっている感覚だ。