スニーカーセレクトショップの「アトモス」を一代で築いた本明秀文氏が、1月31日付でフットロッカーアトモスジャパンのCEO(最高経営責任者)を退任する。ユーチューブチャンネル『アトモスTV』で発表した。
本明氏は1997年に前身のテクストトレーディングカンパニーを設立。並行輸入店の「チャプター」を立ち上げ、サラリーマン時代に培った輸入テクニックを駆使して利益を稼ぎ、00年には「ナイキ」の正規販売店としてスニーカーショップのアトモスを開いた。21年8月期には売上高200億円を突破。同年10月に米靴大手小売りのフットロッカーに3億6000万ドル(当時の為替レートで約400億円)で売却し、その後はCEOとして事業に関わっていた。ただフットロッカー側と事業の進め方などで折り合いがつかず、本明氏側が退任を決めた。本明氏は今後4年間、スニーカービジネスには関わらないという。