アッソインター ガーデンツーリズム向けシューズ発売

2020/04/21 11:00 更新


 レディスコンフォートシューズ製造販売、アッソインターナショナル(大阪市)は20年秋冬から、人気が高まっているガーデンツーリズムに対応するシューズ「ナチュラルミスキョウコ」を本格的に販売する。主力ブランド「ミスキョウコ」の新ラインで、ガーデンを巡るのに適したデザイン、機能性を重視している。

 芦田道生社長はガーデニングを趣味にしている。オープンガーデン愛好家の集まり、「三田グリーンネットワーク」の存在を知り、「花と緑が豊かな心と街を元気にする」という発想に共鳴したという。同ネットワークは兵庫県三田市、神戸市北区を活動拠点としており、毎年5月に「チャリティオープンガーデン」を開いている。また、国土交通省は地域の活性化と庭園文化の普及を目的にガーデンツーリズムを推進している。

 同社は同ネットワークの法人会員となり、活動を支援することにした。昨年10月、ガーデンツーリズム用シューズを作り、あるカタログ通販企業が販売したところ、1ページ掲載で1200万円を売り上げ、今年3月に出した商品もヒット。今年秋冬から新たなブランドとして本格的に販売することにした。

 既存のミスキョウコと違い、靴ひもとアッパーの配色、アウトステッチ、切りっぱなしのレザーを採用し、ナチュラルでカジュアルなテイストだ。ワイズは全て4E。代表的アイテムは撥水(はっすい)加工したシュリンクレザーを使ったチャッカブーツ、両サイドファスナーのスムースレザーのチャッカブーツ(ともに1万6300円)、同ネットワークのメンバーが企画したショートブーツ(1万8000円)など。

 当面、販路はカタログ通販中心で、反応は上々としている。芦田社長は「売ることよりも、庭がきれいになれば町がきれいになり、地球が美しくなるというサステイナブル(持続可能)な考え方を広めたい」と言う。ガーデンツーリズム用帽子やエプロンなどの開発も構想にある。

「ナチュラルミスキョウコ」の20年秋冬物


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