旭化成は繊維事業の衣料・生活関連で今期(24年3月期)、サステイナブル(持続可能な)を強化し、下期から製品別のカーボンフットプリント(CFP)開示を進める。キュプラ「ベンベルグ」は火災の影響から7、8割水準まで生産を戻し、スパンデックス「ロイカ」は収益改善を背景に能力拡大を検討する。
(中村恵生)
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繊維の衣料・生活関連は22年度からライフイノベーション事業本部の管轄となり、同事業本部のコンフォートライフドメインにくくる。22年度、ベンベルグは4月に火災が発生し、一時供給がストップした。火災の影響を除くと「需要そのものはきわめて堅調」(芳賀伸一郎上席執行役員ライフイノベーション事業本部コンフォートライフ事業担当)だった。
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