ドレス中心の新ブランド「アローブ」 来春スタート

2017/07/21 04:30 更新


 「アローブ」は、18年プレスプリングから販売開始するドレスを軸にしたレディスブランド。ドレスというと、いかにも〝オケージョン用〟といった商品を想起しがちだが、アローブは「特別な日だけでなく、日常でも自由にドレスを楽しんでもらいたい」として、パンツやアウターとのスタイリングでドレスを打ち出す。

 凝った素材と、女性らしさがほんのり漂うデザインが特徴だ。代表的な商品は、ドレスとパンツのセットアップ。ノースリーブドレスとワイドパンツのセットアップは、ベルベットの基布に花柄をプリントしてから毛足を染色し、その後オパール加工した素材で仕立てている。麻タッチの合繊素材で作ったキャミソールドレスとクロップトパンツのセットアップも。レースのインナーパンツを合わせているように見えるオールインワン、ラップディテールをポイントにした軽いコートドレスなどもある。

 生産は東北中心に国内工場で行う。ドレス3万3000~6万8000円、パンツ3万3000~4万6000円。セレクトショップや百貨店などに向け、年4回展示会を開き、毎回40型程度新作を展示する。来年中にショップを出す計画もあるという。

 引き続き、オケージョン用を始めとしたドレスニーズは高いとみてブランドを立ち上げた。ドレスの購買シーズンに合わせるため、あえてプレコレクションからブランドをスタートした点もポイント。サンラリーグループのエスタコット(岐阜市、佐古速人社長)が生産、販売し、アバハウスインターナショナルから独立した佐々井康人氏が立ち上げたスタイルズ(東京)がブランドディレクションを担っている。

アローブ


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