アングローバル アンドワンダーの全株式取得で合意

2019/01/11 06:30 更新


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 TSIホールディングス子会社、アングローバルはアウトドアブランド「アンドワンダー」を持つアンドワンダーの全株式を取得することについて基本合意した。1月中に契約を締結する予定。

(北川民夫)

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 アンドワンダーは登山をはじめとするアウトドアで通用する機能性と、モードなデザインを兼ね備えたブランド。イッセイミヤケで経験を積んだ池内啓太氏と森美穂子氏が11年春夏に立ち上げた。16年春には海外進出支援プログラム「トーキョー・ファッション・アワード」に選ばれている。

 アングローバルの中田浩史取締役は「アンドワンダーはアウトドアとモードのバランスが優れている。当社としてアウトドアの領域に挑戦することになる。生活者の価値観を広げる〝補助線〟を引くような提案をアンドワンダーとともに行う」としている。

 アンドワンダーの森氏は「クリエイションに専念できる環境を作りたかった。今後もアウトドアフィールドで新しい発想や改良点を発見しながら『こんなものがあったらいいのに』を形にしていきたい」。池内氏は「自然が好きになるきっかけとなるブランドでありたい。アングローバルと共同することで、〝自然〟に近い服の物作りの基盤を整える」としている。

 現在、アンドワンダーの主販路はセレクトショップで取引店舗数は国内約100店。海外は英国やイタリア、香港など約40店。東京・渋谷区元代々木町に直営店「MT.」(エムティー)を置き、同店を拠点にハイキングやキャンプの企画運営を行う「アンドワンダーハイキングクラブ」を立ち上げて顧客とのコミュニティー作りも行っている。

 アンドワンダーは19年春夏向けで機能素材を生かしたデザインを打ち出す。ライトレインジャケット(4万2000円)は、20 デニール のナイロンを使った生地に、7ミクロンの無孔膜ポリウレタンフィルムをラミネート加工した、スリーレイヤーの耐久撥水(はっすい)生地を使用。トレックジャケット(3万7000円)は耐久撥水機能のナイロン・ポリウレタン複合の二重織りストレッチ生地を使用。フードや脇下マチ、股下、膝裏などの部分にはポリエステルジャージーを用いることで雨音や衣擦れ音を軽減して蒸れも防ぐ。

 バックパック(3万8000円)はポリエチレン繊維を紫外線遮蔽(しゃへい)樹脂でラミネートしたフィルム状の生地「キューベンファイバー」を使用する。軽量で防水性に優れ、高い引き裂き強度を持つもので本格的なアウトドア仕様となっている。中心価格はジャケット3万~5万円台、パンツ2万~4万円台、シャツは1万円台後半~2万円台など。

左からアングローバルの中田浩史取締役、アンドワンダーの森美穂子氏と池内啓太氏

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