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1928年8月6日は、アンディ・ウォーホールの生まれた日です。もっとも、これにはいくつかの異説もあるようですが。米国ペンシルバニア州ピッツバーグに生まれています。87年2月22日に世を去っていますから、58年の人生だったことになります。
ニューヨークに出るのは50年代、22歳ごろ。ニューヨークでは主に『ヴォーグ』などの雑誌のイラストレーターとして活躍。その後、60年になって、ファインアートの世界に。62年にはシルクスクリーンによる『マリリン・モンロー』を発表しています。
ウォーホールの実像に近づくには、『さよなら、アンディ－ウォーホールの60年代』に目を通すのがひとつの方法でしょう。著者はウルトラ・ヴァイオレット。63年から最期まで、ウォーホールの近くにいた人物。63年にサルヴァドール・ダリの紹介で出会いました。ウォーホールの人脈は華麗で、ウルトラはそこにもたいてい同席しています。
それはともかく、60年代から70年代にかけて、時代の最先端を駆け抜けたことは間違いありません。ブルージーンズにチェックのシャツ。そこにネクタイを結ぶやり方を発明したのも、ウォーホールだったのかもしれません。（服飾評論家・出石尚三）
