JR宮崎シティ「アミュプラザみやざき」オープン 3館体制で新たな魅力

2020/11/24 06:26 更新


20日にグランドオープンしたアミュプラザみやざきの「うみ館」(左)と「やま館」

 JR宮崎シティは11月20日、JR宮崎駅西口に「アミュプラザみやざき」をオープンした。先行して10月14日には、一体運営するJR宮崎駅高架下商業エリア「ひむかきらめき市場」がリニューアルオープンしており、全ての施設が整った。JR九州の青柳俊彦社長は「駅はターミナル機能だけだったが、駅ビルとともに博多などほかの施設にもある〝アミュ広場〟の設置で、人々が集う場所になる。宮崎初登場の39店などやイベントを楽しんでほしい」とあいさつした。JR九州の大型商業施設「アミュプラザ」は博多や鹿児島などに続き6施設目で、21年春オープン予定の熊本が控えている。

(古川伸広)

 建物は宮崎交通と共同で開発した複合ビル・JR宮交ツインビルで、商業エリアは「うみ館」(1~6階)と「やま館」(1~6階)で構成。駅高架下施設との3館全体の商業面積は1万9300平方メートルで、総店舗数は97店舗。20日のグランドオープンはセレモニーも開かれ、待ちわびた客が店内で買い物を楽しんだ。

 JR宮崎シティの黒川哲社長は「初めての共同開発で、県や市など官民の協力体制もあり、ランドマーク的な施設となった」と、駅前及び中心市街地の活性化に向けて新たな魅力を発信する。テナントには宮崎県初の「ビームス」「ミラオーウェン」「ジェラートピケ」などが揃う。また、東急ハンズや「エテ」などアクセサリーや雑貨、コスメなども充実。「ウタウ・コスメ」は海外ブランドで百貨店に出店している「ディオール」「マック」などとメイクアップショップが併設した1号店。「ハナ・バイ・アツタ」はスイス・ジュネーブで、きもののアップサイクルファッションを展開する国内1号店。きものをリメイクしたブラウス、端材を使った財布や小物バッグなどが揃う。

 宮崎市のレディスセレクトのパルバージョンが運営する「タイル」も出店。「クラネ」「ティッカ」「コグザビッグスモーク」などを揃え、リラックス感のあるスタイル、雰囲気を提案する。地元では宮崎県日向市のライフスタイル「アフランシール」も出店。県内3店目。アパレルやアクセサリー、コスメ、インテリア雑貨などで、初めてカフェを併設した。

国内1号店で今後はの店舗化も狙う「ウタウ・コスメ」
地元宮崎市のパルバージョン「タイル」


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