アルペン 千葉・印西のEC物流拠点に自動搬送ロボット追加導入

2021/12/14 06:25 更新


東日本フルフィルメントセンターに追加導入し、稼働台数が国内最多の216台に

 スポーツ専門店のアルペン(名古屋市)は千葉県印西市のプロロジスパーク千葉ニュータウン内にあるEC物流拠点「東日本フルフィルメントセンター」(東日本FC)にギークプラス(東京)の自動搬送ロボットを追加導入し、稼働台数としては国内最多の216台とした。今後もEC需要の拡大だけでなく、人手不足や作業負荷の軽減、物流費高騰に対応していくため物流への投資を積極的に進める。

 同社のEC事業は毎年50%増以上の成長率で拡大しており、需要に合わせて拡張できる自動搬送ロボットのメリットを最大限生かし、ここ3年半で段階的に投資してきた。今回、追加導入したのが自動搬送ロボットの最新モデル「EVEシリーズP800R」。同時に東日本FCをロボット専用のセンターとした。これにより自動搬送ロボットに合うアイテムを1拠点に集約して作業効率の最大化を図った。ロボットに合わないアイテムは別拠点で取り扱う2拠点体制として、さらなる需要拡大を見据えた物流体制へ移行した。

 ロボットセンターとして1フロア2万3100平方メートルのエリアにロボ棚数3207台、ピックアップステーション19台を設置した。これにより、保管能力は従来の2倍、出荷能力は3倍となった。自動搬送ロボットの導入効果を最大化するため、ギークプラス、アッカ・インターナショナルと共同でチームを立ち上げ、効率改善の取り組みを継続的に実施し、国内トップレベルの生産性を実現した。今後も自動化や省人化にとどまらず、物流現場のDX(デジタルトランスフォーメーション)を加速し、顧客へより品質の高いサービスを提供する。

自動搬送ロボットとロボ棚数、ピックアップステーションを組み合わせてロボットセンター化した

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