「アニエスベー」は19~20年秋冬、メンズとレディス、服と雑貨をワンブランドで見せる提案を強める。バッグの「アニエスベー・ボヤージュ」は、アニエスベーの定番アイテム「カーディガン・プレッション」のディテールをリンクさせたものや、仕事服をデザインソースにしたものがキャッチーだ。旅行シーンに活躍するナイロンバッグも充実する。
カーディガン・プレッションは今年で発売40周年。それを機に販売するバッグのシリーズは、裏起毛ジャージーにスナップボタンを並べたカーディガンのデザインをそのままに、レザーのボディーの中央にスナップボタンのようなスタッズを装飾した。ショルダーバッグと巾着バッグがある。
仕事服から着想した「トラバーユ」もユニーク。つなぎをイメージし、大きめのポケットをボディーの両脇に配したバッグ「オリーブ」は、ハトメのベルトを合わせてワークな雰囲気。若い世代が購入しやすい3万円台半ばのバッグを充実する一方で、リピーター客に素材、品質ともに満足してもらえるネクストバッグとして提案する。
旅行シーンに適したナイロンバッグを拡充するのも秋冬のポイント。目新しいのはナイロンのボンディングで作った大きめのトートバッグやウエストポーチ。明るいピンクやカーキの色鮮やかな品揃えだ。他に黒のボディーに白のロゴを利かせたシンプルなデザインもある。
クリスマスのギフト需要にはサフィアーノレザーのチェーンバッグやシープレザーの巾着バッグを推す。15年に発売したカメラバッグ「アンジェル」は、ユニセックスで使えて、ウエストポーチにもボディーバッグにもなる。今後はイットバッグとして推していく。