アダストリア「アンドエスティストア」がハラカドで期間限定店 認知拡大を狙う

2024/11/12 06:28 更新


ストリート系やY2K要素のあるアイテムを軸に揃えた

 アダストリアは11月18日まで、東急プラザ原宿「ハラカド」でOMO(オンラインとオフラインの融合)型店舗「アンドエスティストア」の期間限定店を開いている。同業態の認知拡大が狙いだ。11月4日には社内インフルエンサーの来店イベントを開いた。

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 同社は10月から、自社ECモール「アンドエスティ」のオープン化を本格的に進めている。全国に22店あるアンドエスティストアの出店を拡大し、OMO推進も強化する考えだ。現状の主な出店立地は地方や郊外のため、「ファッションの中心地である原宿に、実験的に期間限定店を出した」(元浦正樹広告宣伝部長)。

 従業員のコーディネート投稿サービス「スタッフボード」で活躍する社内インフルエンサーがセレクトした、アダストリアの服や雑貨で売り場を作った。参加スタッフのよぴさんは、「若年層が多い原宿を意識し、ストリート系や、Y2K要素のあるアイテムを軸に選んだ」と話す。

テーマを設けてコーディネートベースで商品をセレクトした
「自分と同じく小柄なお客さんも着こなしやすい商品構成にした」と話すよぴさん

 ライフスタイルブランド「ラコレ」などの雑貨も販売している。予想よりもインバウンドの来店が多く、急遽、和風の小皿などの商品を売り場に加えた。

インバウンド需要に合わせて急遽「ラコレ」の和食器を追加した

 来店イベントでは、ファンとの交流や接客を行った。社内インフルエンサーが、自身のセレクトした商品を直接販売するのは初の試み。今後はアンドエスティの各店舗で、近隣のアダストリアの店舗で働く人気スタッフによる、同様の形式のイベントを増やす考えだ。

来店イベントでは社内インフルエンサーが自らセレクトした商品で接客


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