アダストリアは子会社アドアーリンクを設立した。生産から販売、その後のリペア・リユース・リサイクルなどを一気通貫で行い、アパレルのサーキュラーエコノミー(循環型経済)の実現を目指す。販売する商品のすべてにおいてサステイナビリティー(持続可能性)の観点を取り入れたDtoC(メーカー直販)ブランド事業と、残在庫やサンプル品を活用したアップサイクル事業に取り組む。
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DtoC事業では同社のECサイトとは異なる独自のサイトを立ち上げ、新生活様式に着眼したブランドを発信する。従来よりも手頃な価格と、素材と生産技術にこだわった品質の高さを売りにする。着心地を追求し、トレンド感あるシルエットのエフォートレスな服を販売する。物作り面では、同社の生産背景を使って全商品のトレーサビリティー(履歴管理)を確保し、AI(人工知能)技術を駆使したサプライチェーン管理で過剰生産を抑える。