アダストリア、海外生産過程を「見える化」

2016/10/27 06:39 更新


ICタグの物流実証実験  物流業務を効率化

 アダストリアは11月から、国際物流における業務改革の実証実験に着手する。ICタグを活用して、海外で生産過程にある商品情報を「見える化」するのが狙い。工場でICタグを付け、店舗配送しやすいように中国・上海で最適な仕分けを行い、店舗業務の軽減を目指す。

 今回の物流実証実験は、経産省の16年度次世代物流システム構築事業費補助金にかかわる補助事業者選定の一環。同社はマルチブランドSPA(製造小売業)企業を目指して、生産から小売りまでのバリューサプライチェーン構築を進めており、物流改革も重要課題の一つとなっている。

 今回は「海外にある商品情報を見える化し、マルチブランドの多品種の商品に合った物流と付随作業の効率化」(丸子淳一貿易物流部長)を目指す。非接触で商品情報などのデータを読み取れるICタグを活用する。

上海配分

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