グループの力を結集してオムニチャネルを推進する――。セブン&アイ・ホールディングスは17日、グループ合同入社式を開き、鈴木敏文代表取締役会長兼CEO(最高経営責任者)が新入社員を前に語った=写真。
「ネットで買い物するのは当たり前の時代になったが、オムニチャネルは日本ではまだ体をなしていない」とし、グループ各社から新入社員約20人を選抜してオムニチャネルの担当職につける考えも示した。
同グループの16年度の新入社員は1269人。昨年(1331人)と同水準で採用した。イトーヨーカ堂は過去のチェーンストア理論から脱却して個店の力を強めるとして、昨年より約100人多い209人が入社する。
そごう・西武は60人、バーニーズ・ジャパンは19人の新人を迎える。最多はセブン‐イレブン・ジャパンの543人。