【トップインタビュー】赤ちゃん本舗 佐藤好潔社長

2018/04/25 04:00 更新



子育て総合支援企業を目指して

赤ちゃん本舗は1932年に創業。以来86年間、出産・子育てを見つめ、マタニティ・ベビー・キッズ専門店として店舗展開している。4月13日(金)オープンの「アカチャンホンポスマイル御影クラッセ店」で111店舗目となった。2015年から新たなステージへ踏み出す第一歩として、企業としての提供価値を再構築する「リ・ブランディング」に取り組んでいる。お客様の子育てに寄り添い、もっと子育てをスマイルにするための商品・情報・サービスなど、新たな価値の追求を掲げて事業を展開していく。

新コンセプト ライフスタイル・ショップ

 赤ちゃん本舗は2015年に国内100店舗を達成。これを機に新たなステージを踏み出すべく、アカチャンホンポというブランドを再構築する「リ・ブランディング」に取り組み、そのひとつとして「出産・子育てのシーンに特化したライフスタイル・ショップ」という新コンセプトのもと、「アカチャンホンポスマイル」を立ち上げました。

 「ライフスタイル・ショップ」とは、商品属性で売り場をくくるといった「モノ発想」ではなく、子育ての生活シーンやお子様の月齢に合わせた「コト発想」で売り場を編集し直したものです。ライフスタイルは8つに分け、それぞれの売り場はカセットとして設計しました。コト発想で編集した売り場と、体験スペースの「すまいるひろば」を配置し、お客様にとってのワクワクする目的地を目指しています。

関西初出店 御影クラッセ店での進化

 「アカチャンホンポスマイル」としては、リバーウォーク北九州店に続く2店舗目の出店となります。御影クラッセ店で重要視していることは2つあります。

 1つ目は、当社の認知度が高い地域で「新コンセプト」がお客様からどう評価されるかということ。リバーウォーク北九州店は最も近い既存店でも30㎞離れており、当社のことを知らないお客様も多くおられたのではないかと思います。御影クラッセ店は10㎞先にアクタ西宮店と甲子園イトーヨーカドー店があり、当社の認知度が高い地域でもあるため、既存のアカチャンホンポと新コンセプトの店舗をしっかり比較・評価していただける環境となります。今後の出店に向けて、当社の新コンセプトがお客様に受け入れられているのかどうかを評価したいと思っています。

 2つ目は、どれだけコストを抑えられるかです。リバーウォーク北九州店は新コンセプト1号店ということもあって、それなりの投資をしました。店舗数を増やしていくために、出店コストの削減は避けて通れない課題です。御影クラッセ店は約15%のコストが削減できました。ひとことに削減といっても安く済ますというわけではなく、メリハリをつけるということです。

 この2つをしっかり評価して、今後につなげて行きます。

アカチャンホンポスマイル 御影クラッセ店

今後の展開 カセットの柔軟性を活かす

 当社が得意とする1300平方メートル前後の売り場を確保できる環境はそう多くありません。店舗数を増やしていくためには、駅ビルなどの狭小スペースへの出店を考える必要があります。そこで必要になったのがカセットという考え方です。これによって出店の幅が広がると考えています。また、店舗数を増やしていく過程で自社競合となる店舗がでてきても、カセットによって品揃えの棲み分けができます。例えば「ベビーカーや衣料品を扱っていないアカチャンホンポ」も企画できます。

 一方で、もともと小型店用で企画していたカセットの考え方を1300平方メートル程度の中型店にも落とし込んでいきます。商品を広げるだけでなく、広さを活かして内装デザインに立体感を出し、それに合わせた演出用什器の導入を考えています。

 ただし、優先すべきはアカチャンホンポの出店です。既存が認知されてこそ、アカチャンホンポスマイルが受け入れられます。まだ当社は全都道府県に店舗を構えていないので、まずは人口20万人以上の都市を中心に出店を進めていきます。

 創業86周年 テーマに込めた想い

 「赤ちゃんと過ごす毎日の中にあるたくさんのはじめて。いっしょに過ごす楽しいじかん。成長のよろこび。家族みんなで育んでいく、かけがえのないたからもの。子育てはたくさんの笑顔と幸せであふれている。アカチャンホンポはみんなの子育てを応援します。」そのような想いを込めました。年によってテーマは変わりますが、その中に込めている想いは変わることはありません。これからも「子育て総合支援企業」を目指して、お客様の気持ちに寄り添ったお店、商品づくりを進めていきます。

profile
55年10月12日広島県生まれ。
80年水産大学校卒、同年イズミ入社。06年マツモトキヨシ入社。
10年赤ちゃん本舗入社、11年5月執行役員、
12年5月取締役執行役員を経て、13年5月から代表取締役社長に。

株式会社 赤ちゃん本舗

本社:〒541-0054 大阪府大阪市中央区南本町3-3-21 電話番号  06-6251-0625(大代表)   

URL:http://www.akachan.jp/

(繊研新聞本紙4月24日付け)



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