21年秋冬オートクチュール 印象派の絵画のように=シャネル

2021/07/13 06:30 更新


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 21年秋冬オートクチュールは、デジタルを軸にしながらフィジカルが入り交じる形での開催となった。観客を入れたファッションショーの再開に未来に向けてのポジティブな再出発を感じながらも、招待客の圧倒的な絞り込みによって日本のメディアが今後どれくらいショーを見られるのかという不安もよぎる。

(デジタル=小笠原拓郎)

〈デジタル〉

 シャネルは、パリ市立ファッション博物館ガリエラ宮を舞台に観客を絞ってショーを開催した。シャネルらしいラメツイードのスーツやパンツスーツで始まったコレクションは、ビュスティエトップやブラトップといったフェミニンなアイテムを差し込んで変化を作る。フェザー刺繍はふわふわとした動きでスカートを彩り、ポンポンのような立体的な刺繍で抽象的な花をコートに描く。黒と白を軸にした抑えた色で重厚さを表現する一方で、複雑に色を重ね合わせたメランジカラーの表現で華やかさを作り出す。ジャケットやドレスを彩る緻密(ちみつ)な花柄、色を混ぜ合わせたツイードのチェック、その立体的な装飾はシャネルの手仕事の技が背景にある。フィナーレには花嫁が登場、ブーケトスで幕を閉じた。テーマの中心にあるのは絵画。「黒や白の1880年代スタイルのドレスを身にまとったガブリエル・シャネルのポートレートを改めて目にしたとき、すぐに絵画が思い浮かんだ」とヴィルジニー・ヴィアール。印象派に着想を得た絵画のようなドレスやスカートが充実した。

シャネル
シャネル
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