21~22年秋冬NYコレクション見どころ ほぼデジタル、約70ブランドが参加

2021/02/12 11:00 更新


 ニューヨークは今シーズンから、「アメリカンコレクションズカレンダー」としてコレクションを発表するアメリカのデザイナーのスケジュールを発表するようになった。それによると、「アルトゥザッラ」「トム・ブラウン」に加え、「オスカー・デ・ラ・レンタ」もパリ・コレクションの時期に新作を見せることが明らかになった。

(ニューヨーク=杉本佳子通信員)

【関連記事】NYファッションウィークが名称を変更

 ニューヨーク・ファッションウイークとしては、2月14日から17日まで約70ブランドが参加する。今回も前回同様、メンズも同時期に発表する。「ジェイソン・ウー」は今回もタイトな人数制限をしてリアルに見せるが、その他はすべてデジタルになる模様だ。知名度の高いブランドは「トム・フォード」や「アナ・スイ」「アリス+オリビア」など一部に限られ、若手が多い。

「ジェイソン・ウー」は21年春夏コレクションもリアルショーを行った

 前回デジタルで発表した「ロダルテ」は、2月はバイヤーに個別に見せる形をとり、3月初めにプレスに画像を送る予定となっている。2月18日には「プロエンザ・スクーラー」と「ガブリエラ・ハースト」が発表する。それ以降の詳細はまだ発表されていないが、個別に見せるブランドがありそうだ。

 ニューヨークでは8日、レストラン内での飲食がキャパシティー25%で12日に再開されると発表があったばかり。ヤンキースタジアムとシェアスタジアムは、ワクチン接種会場になっている。リアルなイベントの実施にはまだ時間がかかる。

「ジェイソン・ウー」21年春夏コレクション
「トム・フォード」21年春夏コレクション


この記事に関連する記事