19春夏パリコレ ビーチや海からのインスピレーション

2018/10/04 06:30 更新


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 【パリ=小笠原拓郎、青木規子】19年春夏パリ・コレクションはビーチや海からのインスピレーションが数多く登場した。水着やボディースーツといったスポーティーなアイテムとラフィアやリネンの素朴な風合いのアイテムを組み合わせて、開放的なエレガンスを表現する。

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 シャネルはパリの歴史的建造物、グランパレの中にビーチを作ってしまった。これまで自然の渓谷や宇宙ロケットなどのさまざまな造形物をグランパレの中に作り、ショーの背景にしてきたが、ついに海までこしらえた。白い砂浜に風化したウッドデッキ、椅子に座るライフガード、カモメが鳴く桟橋に優しい波が打ち寄せる。

シャネル

 そこに登場するのはシャネル風マリンスタイル。ラメツイードのスーツやジャケットはシャネルのアイコン的なアイテムだが、この春夏はスカートやパンツの深いスリットから下に着た共地のミニをちらりとのぞかせる。

シャネル
シャネル

 ジャケットやドレスはヘムにクロシェやレースを飾り、ラフィアを編んだような大きなブリムのハットやキャップとともに軽やかな空気を運ぶ。パラソルをグラフィカルにプリントしたドレス、パラソルの刺繍とともに波を思わせる柄をツイードで描いたジャケット。手仕事の技を生かしながらも、軽快で爽やかに仕上げていく。

 スイムウェアはブルージーンズやブランドロゴを編んだカーディガンとともに。PVC(ポリ塩化ビニル)のバッグやプレキシヒールの透明サンダルなどのアクセサリーも充実した。

シャネル

 ルイ・ヴィトンはルーブル美術館の中庭の池を取り囲むように、スケルトンの空間を作ってコレクションを見せた。ニコラ・ジェスキエールらしいシャープなシルエットの中に、インダストリアルなムードを閉じ込めた。

 人工的な建物のプリントにビーズ刺繍の手仕事を加えてブルゾンに仕立てたり、ドレスにしたり。メタリックシルバーやピンクのフィッシュネットのドレスは、そのごわごわとした透け感とともにショルダーが立体的に立ち上がり強さを強調する。80年代を思わせるカラフルなグラフィカルプリントにケミカルなフリンジディテールを重ねてミニドレスに。ストライプやスクエア、ドットの柄をグラフィカルに切り替えて、ボンディングのコートやブルゾンに仕立てる。カラフルなプリントが前面に出る一方で、ラペルに変化のあるパンツスーツやシャープなテーラードジャケットがアクセントとなった。

ルイ・ヴィトン
ルイ・ヴィトン
ルイ・ヴィトン
ルイ・ヴィトン


(写真=大原広和)

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