【ミラノ＝小笠原拓郎、青木規子】19年春夏ミラノ・コレクションの初日、パステルカラーの淡い色が広がった。エクリュ、ベビーピンク、クリームイエロー、ハニー、ペールブルーといった柔らかな色をのせたガーリースタイルやノスタルジックなスタイルが登場している。
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ヌメロ・ヴェントゥーノはシンプルなカットのドレススタイルに、素材とディテールで変化をつけた。そのディテールはフェザーを飾ったハーネスのようなもの。ストレートスカートやドレスに縁取りフェザーがゆれる。ベースとなる素材で目立つのはエナメルのような光沢素材と艶やかなオストリッチの型押し。ドレスではビーズ刺繍をグラフィカルに飾ったものやタイダイドレス、ベアバックやバックにボウを飾ったドレスが揃った。いずれもストレートラインが中心で、ミニマルな中にわずかな装飾を加えて見せた。
アルベルタ・フェレッティはパステルカラーの淡い色で見せるイノセントなガーリースタイル。そこにワークウェアのアイテムを加えて、いつになくキュートなイメージに仕上げた。キーアイテムはカットワーク入りのラッフルを飾ったミニドレスやデニムジャケット。パステルのデニムジャケットやミニスカートにはボリュームのあるマルチポケットを飾る。アクセサリーはクロシェのショルダーバッグやリュックサック。ピンクのオーバーオールのユーティリティーとレースのテープを切り替えたフルイドドレスの両極を取り入れたコレクション。
（写真＝大原広和）
