「メゾンスペシャル」と「ザラ」の協業コレクションが9月28日に発売された。ザラが日本のブランドと協業するのは初めて。服や靴、バッグ、アクセサリーなどをレディス23型、メンズ26型、キッズ25型企画した。ザラの国内25店とECで販売するほか、中国、香港、台湾、韓国でも販売する。
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ザラは23年で日本進出25周年。日本法人のITXジャパンが節目の年に「何か新しい、特別なことを」と考えていた時、社内でメゾンスペシャルの名前が上がり、オファーしたという。19年に開始したメゾンスペシャルは「グローバルブランドとの取り組みは大きな注目を浴びる機会」と判断した。
約1年前からメゾン側のデザインチームがインディテックスのスペイン本社に足を運ぶなどして、ザラのデザインチームと内容を討議してきた。
メゾン側は「メンズではオーバーサイズを軸としたアイテム、レディスではツーウェー仕様のデザインなど、ブランドの象徴的なアイテム、キッズはメンズとレディスをそのままサイズダウンし、ファッショナブルな大人らしさと可愛らしさを表現した」デザインを提案した。
ザラの生産背景を活用し、使用する素材のサステイナビリティー(持続可能性)にも配慮して作った商品は、レディスとメンズのトップ税込み5990~1万3590円、アウター1万9990~4万5990円、キッズがトップ4390~9590円、アウター1万9990円など。ウェアのほか靴、バッグ、アクセサリーを含むトータルルックとして提案する。
ザラは「初となる日本のブランドとの協業は、お客様にこれまでと違うザラを楽しんでいただく機会になる」と説明する。メゾンスペシャルは「国内にとどまらず、アジアや世界中でメゾンスペシャルが広く知られることを期待する」としている。