アパレルブランド運営のユトリ(東京、片石貴展社長)は、ストリート系アパレルブランド「オーバープリント」を運営する、えをかく(大阪市、山脇孝志代表)の発行済み全株式を取得し、子会社化する。
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オーバープリントは19年にブランドを開始。「レトロ50%・ストリート50%」をテーマにしたSNS映えするグラフィックプリントが特徴で、主に18~24歳向けにECで販売し、全国各地で期間限定店やイベントを行ってきた。近年は海外販売にも力を入れている。
ユトリは、同社の成長戦略である「アパレル×Z世代の強化」を、今回のえをかく傘下入りの目的としている。また、これからアジア中心に海外展開するにあたり、海外向け販売に強い同社との親和性が高いと期待する。
今後は、両社が蓄積してきたブランド運営、商品企画やマーケティングなどのノウハウを共有し、さらなる成長・発展を目指す。また、生産・物流管理業やバックオフィス業務の連携により効率的なグループ運営を行う考え。
株式譲渡実行日は11月13日。12月31日をみなし取得日とし連結子会社化し、連結業績への取り込みは25年3月期第4四半期からを予定。