ユトリがコスメ事業を強化 M&Aでブランドも増やす

2024/08/14 18:00 更新


 ユトリは今期(25年3月期)、新規事業のコスメ事業を強化する。M&A(企業の合併・買収)を行い、傘下ブランドを増やす。

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 第1四半期(4~6月)は増収増益だった。主力販路はECだが、出店を増やしたリアル店舗の好調が成長をけん引した。第2四半期以降は、3月にスタートした低価格帯コスメブランド「ミニュム」を強化する。ユトリが商品開発とプロデュースを手掛け、化粧品などの企画・販売のアイディー(東京)が生産や販売を担う。

 現在の主な販路はドン・キホーテなどの量販店で、Z世代の購入が多い。9月末までに約2300店での販売を見込む。商品の品質の向上を進めてドラッグストアにも拡販し、より高い年齢層の取り込みも狙う。期間限定店やインフルエンサーとの協業などで、SNSへの露出も増やす。

 得意とするZ世代以外にもアプローチする。30代以上の女性の支持が厚いアパレル主力のライフスタイルブランド「ハーリップトゥ」などを運営するハートリレーション(東京、安倉知弘代表取締役CEO=最高経営責任者、小嶋陽菜代表取締役COO=最高執行責任者)を子会社化する。



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