米富繊維 モンテディオ山形と公式ウェア契約 地元の物作り結集

2023/04/26 10:59 更新


illbeが企画・製作し、青文テキスタイルが生地開発したジャケットと米富繊維のニットベストの組み合わせ

 ニットメーカー、米富繊維(山形県山辺町)は、プロサッカーチームのモンテディオ山形と、チームフォーマルウェアのサプライヤー契約を締結した。23年シーズンの公式戦や公式イベントなどでトップチーム選手、スタッフが着用する。〝山形をつなぐ〟をテーマに、地元の物作りを結集してチームウェアを製作した。

 今回の取り組みは、元モンテディオ山形の選手で、マーマレーションが運営するオーダースーツレーベル「illbe」(アイルビー)の廣瀨智靖氏がトータルディレクションを務めた。地元産業と協力し、チームウェアとして、ジャケット、ニットベスト、パンツを製作した。廣瀨氏は現役引退後に、セカンドキャリアとしてアパレルの世界に身を置き、「山形の物作りの素晴らしさを改めて知り、その伝統を広く伝えたい」と強調。チームウェアをメイドイン山形のアイテムで揃え、地域とチームが一つになることを目指す。

 ニットベストの企画・製作は米富繊維が担った。別注の強撚ウェーブコットンを度詰めでしっかりと編み立てた。クリーンな印象で、ビジネス、カジュアルを問わずにオールシーズン着用できる。

米富繊維が企画・製作したニットベスト

 ジャケットとパンツはアイルビーが企画・製作し、ジャケットの生地開発は青文テキスタイルが手掛けた。ネイビーブレザーの生地は米沢織で、ストレッチ性を生かし、選手たちの体格や移動中の動きなどに配慮、幅広いシーンで利用できる。パンツはウエスト部分にドローコードを付けたイージーパンツ仕様で、ストレッチ素材を使用した。



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事