きりしま国分山形屋、ヒロコビス連続の予算達成

2016/12/12 06:38 更新


100カ月連続 年間売り上げ9200万円の見通し


 鹿児島県のきりしま国分山形屋の「ヒロコビス」(76平方メートル)が9月、100カ月(8年4カ月)連続の予算達成を果たした。今年度の売り上げは9200万円の見通し。霧島市は人口約13万人で、この地域の商圏から考えると「都心で3億円を売り上げるショップと同等の価値がある」(澁谷猛ヒロココシノインターナショナル・ビス事業部事業部長)という。国分山形屋も店長をはじめとするスタッフに対し、「ショップを大きく育てた功績は非常に大きい」と話している。

 オープンは06年で、今年が10周年。予算達成が始まったのは08年6月。「オープン当初は3500万円で充分」(ヒロココシノインターナショナル)と見ていたが、08年度の売り上げは6250万円まで成長した。この8年間は予算達成だけでなく、毎年、前年実績をクリアし、全国約140店舗のヒロコビスの中で4位の実績。

5月に行った10周年イベントの様子

 

 ショップのスタッフは軸屋悦子店長を含めて4人。管轄するヒロココシノインターナショナル福岡支店の上原健司販売部セールスマネージャー課長は「スタッフは特殊なことをしているわけではない。バースデーレター、イベントのDMなど基本的なことを地道にやっているだけ」と話す。しかし「支店で行うVMD研修に、軸屋店長はいの一番に来場し、熱心に写真を撮っている。その時点でどの商品をどの顧客にどのタイミングで提案するかイメージできているのかも」と付け加える。

 他のショップと比べて、アイテムも顧客の年齢層も変わりない。国分山形屋は「店長を中心に4人がチームとしてまとまって、常に目標を共有している。そして何より絶対に目標を達成させるという強い気持ちを全スタッフが持ち続けている」と分析している。

(繊研 2016/11/07 日付 19585 号 1 面)

 

きりしま国分山形屋

4フロア構成で、1階が食料品、2階がヤング&ファミリー、化粧品、アクセサリー、3階がメンズ&レディス、服飾雑貨、リビング、4階がキッズとレストラン、催事場。所在地は霧島市国分中央3の7の17。

霧島市

人口12万6552人(10月1日時点)。鹿児島県本土のほぼ中央部で、05年11月に国分市、溝辺町、横川町、牧園町、霧島町、隼人町、福山町が合併し、霧島市が誕生した。



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