しあわせ乳業「パティスリー・レ・ド・シェーブル」 ヤギのイボンヌちゃんが人気

2021/11/24 06:25 更新


トートバッグ

 しあわせ乳業が自社の牧場でとれるヤギミルクを使った洋菓子店「パティスリー・レ・ド・シェーブル」のキャラクター、ヤギのイボンヌちゃんがその可愛さで人気を集めている。岩手県宮古市で営む同店は、真っ赤な外装とイボンヌちゃんが目印。商品だけでなく、アイコンとなっているこのイボンヌちゃんのグッズが好調に売れている。

 イボンヌちゃんはオーナーが子供のいたずら書きをイメージして書いたもの。海外でヤギミルクはごく一般的に売られているものの、日本では臭いイメージがあり敬遠されがちだったという。そこで親しみやすさを出すために、キャラクターを立てた。

 ショップではA4サイズが入るトートバッグ(税込み1800円)と陶器のマグカップ(1400円)が一番人気。マグカップは4色あり、数色買いする人も多くいる。なんともいえない、このぶっきらぼうな表情に心をつかまれている。

マグカップ

 イボンヌちゃんの人気はショップ内にとどまらない。三陸鉄道と協業でキーホルダーを作ったり、スイーツ列車としてイボンヌちゃんのラッピングカーで、ヤギミルクのスイーツ食べ放題と飲み物を飲めるイベントも実施した。これも好評で、今年度はすでに満席だ。

 主役の商品もヤギミルクを使用したクリームパンが現在、半年待ち。しっかりとした味が評価を得ている。海の食材を取り入れたお酒のお供になるクッキーなどもあり、ラインナップも豊富だ。

クッキー

 今後は、東京での出店を計画している。しあわせ乳業の佐藤力代表取締役は、「飲食店だけでなく、様々な販路を広げていきたい」とし、先月は合同展「プラグイン/エディトリアル」(繊研新聞社、CREDITS共催)にも出展した。

「プラグイン/エディトリアル」出展の様子


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