繊維専門商社のヤギは、芝生のライフスタイルブランド「シバフル」を販売するエージーリミテッド（東京）とライセンス契約を結んだ。シバフルのアパレルや雑貨、小物などを作り、卸販売する。初年度の売り上げ目標は1億円。
シバフルはエージーリミテッドが独自ブレンドしたパイルを静電植毛技術で職人が植え、芝の鮮やかな色や質感、手触りを再現したアクセサリーブランド。iPhoneケースを中心に製造、販売してきた。
ヤギはアパレル、ファッション雑貨、小物分野でライセンス契約を結び、シバフルのアイテムを一気に広げる。セレクトショップや百貨店などへの卸から始め、別注やOEM（相手先ブランドによる生産）にも対応する。
芝生パイルを部分使いしたTシャツ（4900円）、ポケットやボタンに使ったシャツ、ゴルフウェアなどアパレルの他に、雑貨が充実する。スニーカーやサンダル、帽子、バッグ、ソファ、ぬいぐるみなど約50点を作った。「ライフスタイル全体をわかりやすく打ち出せる」とセレクトショップなどでのコーナー展開を狙う。レーザー加工でブロックチェック柄などに仕上げるタイプもある。「安売りはしたくない」と国産のみ。
本格販売は18年春夏からだが、今夏からエージーリミテッドと一緒にイベント販売などで認知度を高めていく。「芝生モチーフというナチュラルでかわいく、特徴的な素材を存分に生かしたい。アイデア次第で様々な協業ができる」と期待する。
「芝生というかわいくて特徴的な素材を存分に生かす」と様々な商品に広げる
