ヤギ 消費者向けに手作りマスクに適した生地を販売

2020/04/23 06:30 更新


 ヤギが、消費者向けに手作りマスクに適した生地の販売を4月20日から始めた。自社のテキスタイルECサイト「ファブリー」に特集ページを設け、抗菌防臭加工「ティオティオプレミアム」を施したオーガニックコットン生地など6種類を販売する。

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 「マクス不足を背景にマスクを手作りする人が増え、生地のニーズが高まっている。生地に関する知見を生かし、安心して使えるマスクに適した生地を紹介する」と特集ページを作ることにした。主軸は、オーガニックコットンを使った定番素材「オーコットシリーズ」にティオティオプレミアム加工した生地。天じく、ベア天じく、スムースタイプに加え、ピース・バイ・ピース(PBP)コットンと取り組むインドの綿農家の支援につながる協業生地もある。

 これ以外ではストレッチ性があり、マスク作りも簡単な「ナノシルバー段ボールニット」やグループ会社のイチメンの生産背景を活用した肌触りの良い「オーガニックダブルガーゼ」もある。価格は1メートルあたり1000~1500円ほど。

 マスクが簡単に作れるよう登録者は、形やサイズが違う4タイプの型紙と作り方を記した説明書きをサイトからダウンロードできるようにした。「こういう状況下だが少しでも親子一緒にマスク作りを楽しんでもらえたら」と子供用サイズの型紙も用意した。

 今回マスク向け生地を販売するテキスタイルECサイト、ファブリーは1月末に立ち上げた。ヤギがストックする日本製ジャージーを中心に揃える。パソコンやスマートフォンで簡単に注文でき、クレジット決済も可能なことから、会員数はアカウントベースで2200強に達している。BtoB(企業間取引)が中心で既存取引先が8割、新規取引先も2割と増えてきた。

 「今回のような取り組みをきっかけに消費者、学校関係、企業などと様々なつながりができれば」と今後の成長につなげたい考えだ。消費者へのアプローチは外部と連携し、SNSなどを活用する予定。

手作りマスクを簡単に作れるよう型紙、説明書を準備する

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