レイングッズメーカー、ワールドパーティー(大阪市)が業績を伸ばしている。24年1月期の売上高見込みは90億円以上と、2期連続で前期比40%以上の増収になりそうだ。コロナ禍で業績は大幅に落ち込んだが、インナーブランディングを徹底。トップダウンだった経営手法を改め、社員一人ひとりが目標を持って行動し、アイデアを出し合う風土が好業績の原動力となっている。
(古川富雄)
今期売上高は各事業とも順調だ。最もけん引しているECは2期連続で50%以上の伸びを見込む。主力の卸事業はヒット商品が増えたこともあり、3割前後伸びている。まだ規模は大きくないが、中国を除く東アジアへの輸出も順調だ。「Wpc.」の直営店は心斎橋パルコ、昨年8月に開いたルクア大阪とも年間2億円を超える勢い。心斎橋パルコは約2倍ペースとなっている。ブランド別では男性向け日傘「Wpc.IZA」、高機能の日傘「UVO」が特に好調。
静まり返った社内
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