ワークマンは「#ワークマン女子」業態で今秋冬から、メンズウェアを拡充し、きれいめ大人カジュアルを強化する。女子業態では従来、男性用製品は作業服のノウハウが生かせるアクティブウェアが主力で、既存店との製品の〝共通化〟にこだわってきた。アウトドア需要が一段落し、高機能ながら派手めのアクティブ系より、タウン向けメンズカジュアルを求める客が多いため、大人カジュアルを1年後にメンズウェアの5割まで拡充する。
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女子業態はファミリー客が多く、主対象が女性のため商品構成はレディス約50%、メンズ25%。女性用PBは〝大人カワイイ〟系で、デザイン性に加えて機能性も高く、低価格な商品が揃うと人気。一方、男性用衣料は「商品が少ない」「アクティブ系中心で派手過ぎる」などの声が寄せられていたため、淡色系が多い女性用PBと統一感を出せる大人カジュアルを強化。女子業態のメンズウェアに占める大人カジュアルの比率を現在の1割から、今秋3割、来秋5割に引き上げる。
女子業態は都心店やSC内の店舗も多い。この間の研究で独自の機能素材を使い、デザイン性も高いメンズカジュアルを開発できたため、メンズ業界最大手の半分の価格に設定し、今秋から販売を開始する。
メンズ大人カジュアルは女子業態の専売商品とし、女子業態の男性用衣料の構成比は1年後、大人カジュアルとアクティブ系で半々にする予定。
メンズアクティブウェアは、ワークマンの既存店では作業用に購入する客も多く、引き続き好調なため、既存店とワークマンプラス業態の一般客向けの主力商品とする。